Nanbeige4.3-33B:コードエージェント向け330億パラメータのオープンモデル、Apache-2.0ライセンス
Hugging Faceで重みと512,000トークンのコンテキストとともに公開されたこのモデルは、開発元が公表したほとんどのベンチマークで同規模の競合を上回るが、すべてではない。

NanbeigeラボはHugging FaceにNanbeige4.3-33Bを公開した。330億パラメータの言語モデルで、重みは最も寛容なライセンスの一つであるApache-2.0で配布されている。商用利用、改変、再配布が認められる。ポストトレーニング前のベース版も利用可能である。リポジトリの履歴によると、作成日は10月24日、カードの更新日は10月25日である。
エージェント向けの「教師」モデル
開発元はこのモデルを4.3シリーズの教師モデルとして提示している。より小さなモデルにエージェント能力を蒸留するためのもので、まずは日程未定の30億パラメータ版が発表されている。対象とする用途は二つある。エージェント型プログラミング(コマンドを実行し、結果を読み取り、修正するモデル)と、自動化されたオフィス業務である。
技術面では、カードに524,288トークンのコンテキストウィンドウ、推論モードの切り替え、ツール呼び出しフォーマット(XML推奨)が記載されている。モデルはTransformers、SGLang、vLLMで動作する。BF16の重みは約66GBで、提供されているデプロイ例ではモデルを4基のGPUに分散させている。
全体を読み取るべきスコア
Nanbeigeは自社モデルを、同規模のオープンな競合3つと比較している。Qwen3.8-27B、Muse-Glimmer-30B、Gemma4-31Bで、開発元によると同じ設定と同じツールで評価されている。Terminal-Bench 2.1で80.9(Qwen3.8-27Bは73.0)、Terminal-Bench 4.0で23.8(Qwenは6.3)、DeepSWEで65.5(Qwenは42.5)を主張している。
公開された表は限界も示している。SWE-Bench ProではNanbeige4.3-33Bは60.3で、Qwen3.8-27B(61.7)に及ばない。GDPvalでは84.8対Qwenの86.4、GPQA Diamondでは89.5対Gemma4-31Bの91.3。これらの数値はすべて開発元によるもので、独立した測定はまだ公開されていない。
誰のために?
Apache-2.0ライセンスの330億パラメータモデルは、APIに依存せずに社内でホストするコードエージェントを求めるチームにとって魅力的である。ただし比較には慎重さが必要である。エージェントのスコアは使用するツール(「ハーネス」)によって大きく変動し、Nanbeigeの数値は他の開発元が異なるツールで公表した数値と直接比較できない。
編集部の見方
ライセンスとサイズが本当の強みである。このクラスのモデルで、コードエージェント向けに真にオープンなものはまだ珍しい。Terminal-BenchとDeepSWEで発表された差は大きいが、単一の開発元によるものである。カードにモデルが負けたテストも表示されていることは、その誠実さを示唆している。独立した評価を待つばかりである。
出典
- Hugging Face — モデルカード Nanbeige/Nanbeige4.3-33B 一次情報
- Hugging Face — リポジトリ Nanbeige4.3-33B のAPI(作成日・更新日) 一次情報
一次情報とは、当該企業・研究所・団体が直接発信した情報です。二次情報は、発信元ではない媒体が伝えた情報で、その旨を明記しています。誤りを見つけたら訂正方針をご覧ください。


